乳癌と生きる

2022年5月、37歳で乳癌(ステージ3c)の告知を受けました。

針生検の結果

針生検から1週間後。

 

仕事を休んで病院へ行きました🏥

午後は予約の方のみらしく、待合にもほとんど人がいない状態でした。

私の番号が呼ばれ、診察室に入ると、先生は明るい声で「こんにちは〜」と挨拶してくれて、なんか大丈夫そう!と思ったのを覚えています。

 

しかし、先生が紙を見せながら「この前の結果なんだけどね…」と話し始めました。

 

「乳癌でした」

 

何かを考える暇もなく、ボロボロと涙が溢れました。

先生が黙って手を握ってくれました。

そしてティッシュを持ってきてくれました。

涙は止まらなかったけど、先生の顔を見て、

「大丈夫です」と伝え、説明をしてもらいました。

 

病名

『浸潤性乳管癌』

ER 陽性

PR 陰性

HER2 1+

ki67 30%

 

そして、今後の治療についても話しがありました。

まずはCTやMRIなど検査をする。

そのあと抗がん剤治療と全摘出手術をするが、どちらが先でも予後に変わりはないから自分で決めていい。

そしてその後、放射線治療、ホルモン療法、追加で抗がん剤をする可能性もあるとのこと。

 

 

抗がん剤と手術をどちらを先にするか考えて、また受診してと言われました。

 

その後、癌の認定看護師という方と少し話をしました。

私はシングルマザーなので、子供を残して死ねないとか、仕事も辞めるわけにはいかないとか、不安なことを聞いてもらいました。

仕事については、癌がわかった時点で辞めちゃう人もいるけど、今は仕事と両立してる人もたくさんいるし、病院としても続けることを勧めてると言ってました。

それと、手術できない段階の人もいる中で、治療ができる、手術ができることは良かったんだよ、と言われました。

 

その時は、そんなこと言われても気持ちは沈んだままで、どうしようもなく悲しくて悲しくて辛くて。

 

その後、病院から帰る前、車に乗ってからわんわん泣きました。

そして母に電話をして「乳癌だった」ことを伝え、今後のことを相談したくて、母に会いに行きました。