乳癌と生きる

2022年5月、37歳で乳癌(ステージ3c)の告知を受けました。

検査目白押し💦

治療が始まる前に、たくさんの検査を受けました🏥

 

  • MRI(造影剤有り・無し)
  • CT
  • エコー
  • レントゲン
  • 血液検査
  • 心電図

 

MRIとCTは人生初体験‼︎

 

MRIは造影剤有りと無し、別日にやりました。

造影剤有りのほうは、造影剤入れるためのルート取りで失敗され、2回目で

『血管迷走神経反射』を起こす💦

血の気がサーッと引く感じで、気持ち悪い💦

MRIの部屋の前のベンチでしばらく横になってました😢

 

ちょっとしたら復活し、MRIへ‼︎

胸のMRIだったのでうつ伏せで。

検査着を全開にして、穴にお胸を合わせる😂

それを下から技師さんが軽く引っ張って位置を整える。

耳栓して、ヘッドホンつけて、ウイ〜ンと機械の中へ。

よく工事現場の後とか言うけど、工事現場というか…なんだろ、変なリズムでガンガンズンズンピーピー鳴ってました‼️

耳栓してるからか、別にめちゃくちゃうるさいってわけでもなく。(うるさいけど)

多分30分くらい?だったみたいだけど、後半ちょっと寝てました💤

 

別日に受けた、全身のMRIは検査着を着たまま仰向けでした。

閉所恐怖症ってわけでもないけど、狭いとこに入っていくのがちょっと怖くなって、ずっと目を瞑ってました💦

案の定後半は意識飛んでた💤

 

CTは、呆気なすぎてびっくりするくらいすぐ終わった感じ😂

 

胸のエコーでは、両胸やったけど、癌じゃないほうの胸にもなんかあった気がして、すごく怖かった😭

両胸癌だったらどうしようって、ずっとドキドキして怖かった。

(でも、大丈夫でした🙆‍♀️)

 

 

検査だけで2日仕事休みました💦

それ以外でもこれからたくさん仕事を休まなきゃなので、職場に言わないわけにはいきません😭

次は仕事について書こうと思います。

 

 

 

ウィッグを買いに🚃その2

ウィッグを決めると、まずは産毛カットをしてくれました。

人間の髪の毛だと、普通産毛がある。

生え際に産毛を作ることで、チラッと見えたときや、耳にかけたとき、むすんだりした時に違和感を感じなくなるそう💡

 

そして、前髪も斜めに流すスタイルにしてもらいました。

これは、人工頭皮がある場所なら分け目を数センチずらせるらしく、分け目を変えて、霧吹きで濡らして、ドライヤーで温めて、冷めたら完成!って感じでした😊

 

その後、自毛のカット。

抜けてしまうのに長いと鬱陶しいだろうし、脱毛前からウィッグデビューするつもりでいたので、短い方が楽だと思い、短めボブにカットしてもらいました✂️

 

最後はもう一度被って、最終的にカットして整えてもらいました。

 

あとはウィッグ用のシャンプー、リンス、ヘアブラシ、インナーキャップなど、必要な物を教えてもらいました。

 

ウィッグと、ウィッグ用品、自毛カットを合わせて約9万円💸

高いけど、見た目は一番大事なので、お金かけて良かったと思ってます👍

 

帰りはウィッグ被っていくか、脱いで持って帰るか聞かれて、被って帰ることにしました🚃

 

帰り道、駅まで歩いている間も、建物の窓に映る自分の姿を何度も見て、

大丈夫かな?ウィッグってバレてるかな?

って内心ドッキドキ。

駅に着いてもトイレに行って、鏡と睨めっこ。

結局そのまま電車に乗る勇気はなくて、ウィッグの上からキャップを被って帰りました😌

 

家に着いて、一番見た目にうるさい娘の反応が怖かったのですが、

「これウィッグ被ってるんだけど、どお?」

と聞くと

『えーそーなの?全然ウィッグってわかんないねー』

と安心の一言✨

ホッとしました✨

 

無事にウィッグをゲットできたこと。

先輩サバイバーさんとお会いできて、気持ちや、抗がん剤の副作用の実体験を聞けたこと。

すごく自分にとっていい一日になりました。

 

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ウィッグを買いに🚃その1

アクアドールのパートナーサロンへウィッグを買いに行きました😊

 

家から電車で30分ほどの、昔働いてたこともある駅。

駅から徒歩10分って書いてあったけど、結構遠かった😅

着いてみると、そんなに大きくはない街の美容室というかんじ。

入ったらすぐ、お店の方が気付いてくれて、お店の一番奥のカーテンで仕切られた個室に案内してくれました。

ウィッグがずらりと並んでいます。

予約メールの時点で、乳癌の告知をされて、これから抗がん剤治療をすることを伝えてありました。

 

長さは今の髪型と近いものがいい。

カラーも今と同じような、明るすぎないブラウン系がいい。

人工毛と人毛はどちらがいいとかわからなくて、最初はデザインだけで、人工毛でもいいかなーと軽く考えていました。

お店の方によると、

人工毛は寿命がかなり短い。

毎日使ってたら数ヶ月でダメになってしまうとのこと。

また、人毛だと扱いにくく、値段が高い。

おすすめは人毛と人工のMIXでした。

 

お店の方が提案してくれた人毛MIXのウィッグは二つあり、カラーはほぼ同じで、長さが少し違うかなーという感じ。

とりあえず被ってみようとなり、ネットを被せてもらいました。

ネットを被って頭の形があらわになった自分の姿を見て、鼻の奥がつーんとして

「泣きそう…」

と言ったときにはボロボロ泣いていました。

お店の方も

『辛いよね。今が一番辛いよね。』

と肩をポンポンしてくれました。

その方も乳癌サバイバーで、歳も私と同じくらいでお子さんもいる。

治療して1年くらいたったところだと話してくれました。

 

少し話をしてから、仕切り直して、ウィッグをかぶってみます。

やっぱり、違和感はあります。

すごく、ありました。

 

一応写真を撮って、母に送ってみるとすぐに返事が。

『いいと思うけど、前髪が違和感あるかな?』

確かに、私は前髪を下ろすのが似合わなくて、いつも横に流しています。

それを伝えると、『横に流すスタイルにできますよー』と✨

あと、耳にかけたり、結んだりしても自然に見えるように産毛カットもしてくれるとのこと。

 

2つのウィッグをかぶり比べ、肩より少し長めのウィッグを選びました‼︎

 

 

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ウィッグをどこで買うか決める‼️

ウィッグは値段もピンキリです。

安価な物から数十万円の物まで。

とりあえずネットで色々調べて、アクアドールかリネアストリアで買おうと決めました👍

この2つを候補にした理由!

  • 実店舗、パートナーサロンがある
  • デザインが若者向き
  • 値段の幅が広い

 

初めてのウィッグで、似合うかどうかが不安だったので、実際に見て、かぶって決めたいというのが一番でした!

また、病院で貰ったパンフレットはモデルさんも年配の方で、私のスタイルには合わない気がしました。

アクアドールとリネアストリアは人工毛の安い物から人毛の高い物まで色々!

ただ、実店舗では安価な物は取り扱っていないようです。

 

すぐにお店に行きたかったのですが、直営サロンはアクアドールもリネアストリアも予約がいっぱいでした💦

 

次にパートナーサロンを見てみると、隣の市の美容院がアクアドールのパートナーサロンになっていて、予約希望のメールをしてみることに😊

HPを見ると、ウィッグ担当の方は乳ガンサバイバー🥺

色々不安がある中、乳ガンサバイバーの方に担当してもらえるのはとても心強いと感じました!

 

すぐに返信があり、ちょっきんの土曜日に予約がとることができました😆

ウィッグについて、思うこと。

抗がん剤治療が始まると、2週間くらいで脱毛が始まると聞きました。

ウィッグ購入のタイミング、どこでウィッグを購入するか、どんなウィッグを選ぶか、人それぞれの生活環境や周囲の人にどこまで公表するかで、変わってくると思います。

 

私の場合、職場には全面的に公表。

友達は、よく会う親友だけに公表。

1番のネックが『ママ友』

ママ友の中でも、人として信用できる、ずっと付き合っていきたいと思える人は数人しかいません。

それ以外の人は会ったら話すし、みんなで集まったり遊んだりするけど、正直『所詮ママ友』という枠で考えています。

なので、その人たちにはバレたくないというのがありました。

子供が関係なければ別にいいのですが、もし誰かがポロっと子供に言っちゃって、その子供が私の子供に悪気なく何かを言ったりしないか、ということが気掛かりでした。

 

下の子がまだ小学生で、学童を利用しているので、お迎えで毎日のように会うママ友がいます。

1日たった数分会うだけですが、その数分を違和感なく過ごすのが私の課題でした。

 

インスタなど見てると、抗がん剤治療中の方が日替わりで色々な長さ、カラーのウィッグをおしゃれにかぶっていて、いいな〜💕と思います。

 

 

でもそれは、私の生活スタイルには合わない。

いかに自毛っぽく、今までの私っぽくいられるかに重点をおき、ウィッグ選びを始めました✨

「ママ癌になっちゃった」

治療が始まれば、仕事を休むことも増えたり、何より脱毛は隠せないので子供を言わないわけにはいきません。

子供は、中学生の息子と、小学生低学年の娘です。

 

別々に話すことにしました。

特に息子は年頃だし、なにか思うこと、話したいことがあっても妹の前では言えないと思ったので、1人ずつ話すことにしました。

 

まずは息子から。

『話があるんだけど』

「なに?」

『ママ癌になっちゃったの』

「…」

『これから治療が始まって、髪の毛抜けちゃうんだよね〜😅』

「ハゲんの?」

『そうそう!一緒に坊主にする?』

「やだよ」

『でも、大丈夫だからね!死なないし!笑』

「わかってるよ!」

 

ってかんじでした。

悲しいかんじにしたくなくて、不安にもさせたくなくて、笑顔で明るく言いました。

 

次に娘。

『あのね、ママ癌になっちゃったの』

「え⁉️⁉️なにそれ‼️」

『病気。治療すれば治るけど、その薬が強くて、髪の毛が抜けちゃうの。』

「え⁉️」娘泣く💦

「ママかわいそう‼︎」

つられて私も号泣😭

『大丈夫だよ!ウィッグかぶるし、治療終わったらまた生えてくるからね!』

2人で抱き合って泣きました😭

 

2人とも、まあ思ってた通りの反応でした😅

あと、友達とかには言わないでほしいというのも伝えましたが、2人とも、そもそも話す気ないしーみたいな感じでした💦

 

今まで隠れて一人で悩んで、一人で泣いてたけど、また一歩前進できた気がします。

ただ、子供に不安な思いはさせたくない。ママが死ぬかも、とは思わせたくない。

前向きに治療して、治って元気になるところを見せたいです‼️

治療方針決定

数日間悩み、ネットで検索しまくり、なんとなく、術前化学療法のほうがいいかな、という気持ちになりました。

予後に変わりがないのなら、自分の都合や心の準備、子供の予定などで決めていいのだと思います。

あと、私の場合は腫瘍が5cm以上で、だいぶ大きかったので、先に抗がん剤で小さくしたほうが取りやすいということも、先生が言っていました。

私の考えを母に伝え、一応母も先生の話を聞きたいと言うので、一緒に病院へ行くことにしました。

 

 

先生が母に、治療のことをまた説明してくれました。

そして、術前化学療法にしたいと伝え、治療方針が決まりました✨

 

まず、AC療法を2週間に1回で4クール。ddACというやつです。

その後、パクリタキセルを2週間に1回で4クール。

そして手術。

そのあと放射線治療は確定。

病理検査によって、術後も抗がん剤をやるか、遺伝子検査をして、違う薬を使うか決める。

あとホルモン陽性なので、ホルモン療法を10年やるとのこと。

治療方針が決定すると、少し気持ちが前向きになってきました。

 

そしてそのまま化学療法室に行って、看護師さんと話をしました。

抗がん剤の副作用のこと。

一番は脱毛のこと。この抗がん剤では、ほぼ確実に脱毛するからウィッグが必要になるよ、と。母がいなかったら多分泣いてたけど、涙は見せたくなくて、グッと堪えました。

 

看護師さんが私を見て、「まつ毛や眉毛も脱毛するけど、普段からバッチリメイクなら大丈夫そうだね✨」と言いました。

確かに、普段からつけま愛用者なので、まつ毛はあまり心配なかった😆

 

そしてそのあとは、心電図、心臓エコー、採血をして帰宅。

 

子供へも話さなきゃいけないし、いよいよ治療に向けて本格スタートです💪